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「中国残留邦人」の歩みと今 岡山市役所で写真と資料展

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 終戦の混乱で中国に置き去りにされた「中国残留邦人」の歩みと今を伝える展示会が岡山市役所で開かれています。

 日中友好協会岡山支部が年に1回行っているものです。

 第2次世界大戦末期の旧ソ連軍による旧満州、今の中国東北部への侵攻で家族と離れ離れとなった中国残留邦人たち。

 1980年代以降、6000人以上が日本に永住帰国を果たしましたが、言葉の壁などで思うように働けず、国に賠償を求める裁判が全国で起こされました。

 今回の展示会では、帰国者とその子ども世代が現在直面している高齢化と介護の問題にもスポットを当てています。

(日中友好協会岡山支部/小林軍治 事務局長)
「(戦争では)最終的には子どもや女性、年寄りが犠牲になる。そういうのをやめさせる上でも、かつての日本にもこういう状況があったということを理解する上でもこの展示を見てもらいたい」

(中国残留孤児だった/高杉久治さん[80])
「戦争は悪いです。平和が一番いいです」

 展示会は、28日まで岡山市役所で開かれています。

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