プロバスケットボールB2で初めての地区優勝を果たした香川ファイブアローズ。6日から悲願のB1昇格をかけたプレーオフに臨みます。今シーズン選手たちが感じたチームの変化とは?
Bリーグに参戦して6シーズン目で初めての地区優勝を果たした香川ファイブアローズ。チーム最多となる12連勝を記録するなど今シーズン躍進の原動力となったのが――。
(兒玉貴通 キャプテン)
「スリーポイントをメインとするオフェンス面が武器で」
今シーズン大きな武器となったスリーポイントシュート。チーム成功率36.2%はB2・14チーム中、トップです。
(谷口光貴 選手)
「無理して打っていないのが一番(3Pシュートの)確率が上がっている理由。相手はもちろん、3P止めに来るわけで、そのときにインサイドにしっかりアンガス(ブラント選手)がポジションを取ってくれていて、そこで安定したスコアを稼いでくれているので空いたら打つし、出てきたら中に入れる、そういった中・外のリズムが去年に比べて格段に良くなっている」
今シーズン加入したブラントや、成長を見せるヴァーグら外国人選手の活躍も際立ちました。
その中でも攻撃の柱となったのはウッドベリー。B2の得点ランキングでは堂々の2位。アシストランキングでも3位と、周りを生かす力も見せました。
(テレンス・ウッドベリー 選手)
「仲間がシュートを決める力があるから今の自分の成績につながっている。ブラントとヴァーグの活躍のおかげで自分の役割が楽になっている」
(兒玉貴通 キャプテン)
「ウッドベリー選手中心、それだけだったチームから、いろんな選手が得点を取れる、ウッドベリー選手だけじゃないっていう部分も今シーズンは見せられている」
(在籍5シーズン目/安部瑞基 選手)
「一番感じるのは練習中のコミュニケーションの質。外国人選手に頼る部分が今までは多かったんですけど、今シーズンは外国人選手に向かってとか、後輩も先輩に向かってというふうに全員がコミュニケーションをとれるっていうところが一番大きな違いだと思います」
Bリーグ参入6シーズン目。過去には18連敗を喫するなど最下位も経験したファイブアローズ。
苦しい時期を乗り越え、さらに上のステージを目指します。
(安部瑞基 選手)
「18連敗という経験をした中でも支えてくれたブースターがいるので、ブースターの力も借りて『全員で上がったよ』っていうふうにしていきたい」
(兒玉貴通 キャプテン)
「楽しさにフォーカスしてその上で勝ち切れるようにチーム全員で頑張っていきたいと思うので、ぜひ応援していただければなという思いです」
B1昇格をかけたプレーオフ1回戦は6日(金)、7日(土)にホームで行われます。相手は西地区4位の佐賀です。