岡山市の両備ホールディングスが、連休明けの「モヤモヤ」を吹き飛ばしてもらおうと工夫を凝らしたバスを13日から運行します。
(在間隆真リポート)
「座席の後ろや天井までバス中が緑に包まれています」
その名も「5月のモヤモヤふっ飛バス」。
森林浴をイメージした緑あふれる空間をバスの中に作り、リフレッシュしてもらおうというものです。
車内には空気清浄機を設置したり、ディスプレイで瀬戸内の美しい景色などを流したりしています。
両備ホールディングスによりますと路線バスの利用者は新型コロナが広がる前から毎年2%ずつ減っています。
さらに、新型コロナの影響で2020年度は前の年度と比べて約20%減ったということです。
こうした状況を打開してバスの利用を促進しようと、両備ホールディングスは「宇宙一面白い公共交通を目指すプロジェクト」を始め、毎月ユニークなバスを運行しています。
1月に企画した車内でプラネタリウムを楽しめるバスでは、通常時の約1.4倍の利用があったということです。
(両備ホールディングス/松田敏之 社長)
「(普段)バスに乗られていない方を対象に新しいバスの魅力を感じていただくことにつながればと思っています」
「5月のモヤモヤふっ飛バス」は5月13日から31日まで岡山市中心部を走る予定です。