複数の介護施設の利用者を、地域ごとにまとめて送迎するサービスが、三豊市で本格的に始まりました。
三豊市が6日に始めた「共同送迎サービス」は、自動車メーカーのダイハツが介護事業者向けに提供しているシステム「らくぴた送迎」を活用しています。このシステムは地域ごとの利用者数や時間帯などをもとに、最適な送迎計画を自動で作るものです。
三豊市とダイハツなどは本格運行に向けて1年半前から実証事業を重ねてきました。
「共同送迎サービス」は、三豊市の社会福祉協議会を運営母体として、運行は地元のタクシー会社に委託します。
実証事業には5施設が参加していましたが、施設側から新型コロナの感染拡大を懸念する声があったため、本格運行は2施設でのスタートになりました。
(三豊市/山下昭史 市長)
「スタートは2施設ですけれども、三豊市全体にこれが広がっていくことを目指して進めていきたい」
(三豊市社会福祉協議会/綾章臣 会長)
「コロナ禍でも、共同送迎といったものが介護福祉の現場の労務軽減につながって、持続可能な町づくりにつながっていくことを期待したい」