芸術文化の振興を図ろうと香川県宇多津町が行っているアート作品の公募展「うたづアート・アワード」の入選作品が展示されています。
(記者リポート)
「普段は地元の人の作品展などが開かれるロビーですが、この期間は世界中から出品されたアート作品を無料で楽しむことができます」
6回目を迎えた「うたづアート・アワード」です。絵画と版画・ドローイングの2部門に国内と海外5カ国から合わせて205点の応募があり、入選した116点を展示しています。
大賞に輝いたのはポーランドの芸術家、アルトゥル・マステルナクさんの作品「差異と反復/断片化」です。「遠心力」と「求心力」という相反する力を一対となる抽象画の版画で表現しました。
絵画部門の優秀賞は高松市の地濱愛さんの作品「かしまし」です。漆黒の空間に浮かび上がる3羽の鳥を細部まで緻密に描いた点が高く評価されました。
(会場を訪れた人は―)
「見ただけでうわーと圧倒される。すごいと思います」
(宇多津町まちづくり課/古川憲男 課長)
「人とか物の動きがなかなかできない中ではありますけど、たくさん応募をいただきまして、いつにもまして盛況な状況であります」
この展示会は6月26日まで宇多津町の「ユープラザうたづ」で開かれています。