西日本豪雨災害からまもなく4年です。岡山県倉敷市の伊東香織市長が29日、復興状況を報告しました。
2018年の西日本豪雨で被害が大きかった真備地区を中心に倉敷市では、災害関連死を含み75人が亡くなりました。また、住宅5977棟で全壊や半壊などの被害が確認されています。
29日の会見で倉敷市の伊東市長は、5月末時点で、市では今も89人が仮設住宅で暮していることを明らかにしました。
復興計画については新型コロナの影響で遅れが生じているものの、2022年3月に小田川の堤防強化工事がおおむね完了するなど、着実に進んでいるとしています。
また、2021年末に行った住民アンケートで「まちのにぎわい」が戻ったと感じた人は約3割にとどまり、真備地区でのイベント開催などを企画したい考えです。
(倉敷市/伊東香織 市長)
「復興について順調に進んできていると感じていただきながら、次のにぎわいをみんなで取り戻していきたい」