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ダンスで防災のポイントを学ぼう!「ぼうさいPiPit!ダンス」 岡山【こつこつ防災】

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 防災の話題をお伝えする「こつこつ防災」。今回は、災害時に必要な体の動きを楽しみながら身に付けることができる「防災ダンス」を紹介します。

 5月21日に開かれた「まびふれあいフェスティバル」で紹介された「ぼうさいPiPit!ダンス」。

 岡山市と岡山大学、こくみん共済コープの産官学が共同でつくりました。イメージキャラクターは「AJ」と呼ばれる「あんしん(A)の森の住人(J)」です。

(岡山大学 ダンス部/伊藤萌々子 副部長)
「子どもから高齢者の方まで幅広い世代の皆さんが、楽しく体を動かしながら命を守る動作を身に付けられるように防災ダンスを提案しました。防災に対する行動の動きとか軽快なリズムを使って、誰でも動きやすい、そういう振り付けにしたのがポイントです」

振り付けに盛り込まれたポイントは3つ

 振り付けには3つの防災ポイントが盛り込まれています。

 1つ目は「しゃがむ」「守る」「動かない」の動作。この動きを身に付けることをシェイクアウト訓練と言います。

(岡山大学 ダンス部/花﨑龍之介 部長)
「(シェイクアウトは)アメリカで開発された動きなんですけど、地震が起きた時、上から物が落ちてきたりして危ないので、(頭を守り)身をかがめるということが重要になってきます」

 2つ目は「確認」です。

(岡山大学 ダンス部/花﨑龍之介 部長)
「危険な場所であったり、防災グッズがどこに置いてあるかなど、日頃から確認しておく(ことが大事)」

 3つ目は「助け合い」です。

(岡山大学 ダンス部/花﨑龍之介 部長)
「みんなで協力し合って避難するということが重要です」

「防災教育チャレンジプラン」で特別賞を受賞

 この「ぼうさいPiPit!ダンス」は2022年2月、内閣府などが実施した「防災教育チャレンジプラン」で特別賞を受賞(2021年度)。防災とダンスの融合や誰でも取り組めることなどが評価されました。

 そして4月、防災知識や緊急時の行動を学べる教材として、ダンス動画を収めたDVDと指導書が完成。

 DVDにはアニメ版や実写版に加えて、高齢者版も収録されています。振り付けの解説動画もあり、幅広い活用を想定したものになっています。

(ダンスを踊ってみて―)
「ダンスを踊ってみて、とても楽しかった」
「楽しかった(Q.どんなところが?)なんかこんな感じにするところが楽しかった」
「初めて見たんですけど、ダンスを通して子どもでも防災について分かりやすくて、とてもいいものだなと思いました」

(岡山大学ダンス部/伊藤萌々子 副部長)
「私自身、高校3年の時に真備の洪水被害に直面しました。やっぱり岡山県民の防災意識の低さっていうのはすごく感じました。(ダンスは)子どもたちから高齢者の方まで、世代を問わず楽しく学ぶことができると思うので、気軽に活用していただきたいと思います」

 「ぼうさいPiPit!ダンス」のDVDは無料で配布しています。下記の連絡先へ問い合わせるか、ウェブで「酒向治子研究室」と検索してみてください。

〈DVDの問い合わせ先〉岡山大学 酒向治子研究室:086-251-7667

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