香川県は、15日から独自の警戒レベルを1段階引き上げ、県民に感染症対策の徹底を呼び掛けています。感染拡大への警戒感が高まる中、連休を控えた観光地は現状を冷静に受け止めていました。
(記者リポート)
「こんぴらの表参道です。連休を前に感染症対策をしながら旅行を楽しもうというお客さんが朝から訪れています」
香川県琴平町の参道近くの駐車場には、周辺の県だけでなく名古屋や京都などのナンバーの車もみられました。
(埼玉県からの観光客は―)
「結構皆さん出掛けることが増えて(感染者増は)しょうがないのかなあというところはありますけど。まずは自分たちがしっかり気を付けてかからないようにして」
(神奈川県からの観光客は―)
「今決まっちゃっているのはそのままで、今後決めるのは気を付けておこうかな」
香川県では14日過去最多の580人の感染が発表され、県は15日から独自の警戒レベルを1段階引き上げました。
浜田知事は、外出する場合は感染防止策を徹底することや、発熱などの症状がある場合は旅行を控えることなどを県民に求めました。さらに会食に関しては、認証店を利用するよう呼び掛け、それ以外の店では4人以内かつ2時間以内とすることを求めました。
感染拡大への警戒感は高まっていますが、琴平グランドホテル紅梅亭では目立った影響は出ていないということです。
(琴平グランドホテル紅梅亭/多田孝之 支配人)
「3連休1日目・2日目はもう100%。今のところキャンセルとかはそんなに相次いではないんですけど、かがわ割で近県の方が来ていただけるので、さほど影響は出ていません」
(兵庫県からの観光客は―)
「ブロック割(かがわ割)で1カ月前ぐらいから予定していたので、ちょっと直前になってこういう風に……だから延ばそうかとも思ったんですけど、この後だったらいつ来られるか分からなかったので」
中国四国の各県と兵庫県在住の人が対象の旅割「新うどん県泊まってかがわ割」は、期間が8月31日まで延長されました。
全国を対象とした旅行支援は延期されましたが、観光地としては現状を冷静に受け止めているようです。
(琴平グランドホテル紅梅亭/多田孝之 支配人)
「マスクはしていますし、朝食では手袋をしてバイキングを取ったりはしますので、昔からは変わってきていますが、さほど旅行を楽しめないことはないと思う」
(土産物店は―)
「行動制限はしないって言っているし、そんなにはがくっていうことはないと思うんですけど。県民割はまだ8月末まで続いていますし」