19日に終業式だった岡山市などは20日から夏休みです。しかし、岡山市ではこの夏休み中、学校のプールが利用できません。
岡山市の公立小学校は20日から夏休み。しかし、大元小学校のプールもこの夏、使われることはありません。
記者「水が汚れている。底が緑色に。ゲンゴロウの仲間が泳いでます」
岡校長「薬を入れてなかったり、ろ過器を回さなかったらこんな状態になります」
プールの利用が中止となった理由は「渇水」です。
7月8日時点で旭川水系の主なダムの貯水率は合わせて20%ほど。旭川水系では第2次取水制限が行われ、岡山市は渇水対策として公立の小中学校や幼稚園などのプールの利用中止を決めました。
その後、19日までの雨で貯水率は回復。20日午前9時現在で63%となっていますが、プールの利用中止の方針は変わっていません。
(大元小学校/岡賢一 校長)
「(水泳の)練習をするにしても、先生方は随分準備をして下さっているので急な変更はなかなか対応しにくい。水不足というのがありましたので、子どもたちも納得してくれたと思います」
岡山市教育委員会はプール利用が難しい理由として今からでは準備や周知が難しいこと、プールを使う主な目的である市の学童水泳記録会が「渇水の影響」で中止になったことなどを挙げています。
岡山市と同じく真庭市も「渇水」を理由に夏休み中のプールの利用中止を決めました。旭川水系の取水制限については21日の渇水調整会議で今後の対応が話し合われる予定です。