医薬品などを製造する香川県の企業が、三木町の閉校になった小中学校を活用して、夏イチゴを栽培しています。食べごろになった夏イチゴを地元住民にふるまう試食会が開かれました。
暑さに強く夏に収穫することができるイチゴ「夏瑞(なつみずき)」は、医薬品の製造などを行う高松市の「協和化学工業」が2006年に閉校した香川県三木町の旧神山小中学校で栽培しています。
「夏瑞」は主に県内の洋菓子店などに出荷されていますが、地元の人たちにもその味を知ってもらおうと20日に試食会が行われました。
(食べた人は―)
「おいしかったです」
「みずみずしくておいしいです」
「毎日朝5時に起きて、ここをずーっと運動している。ちょこちょこ熟れているのが見えていた。すいみ(酸味)があり、甘味がありの、ちょうど私向き」
(協和化学工業/木下幸治 社長)
「夏イチゴの里のような形になっていけばいいな」
協和化学工業によると、旧神山小中学校がある場所は標高が高く涼しいことから、夏イチゴの栽培に向いているそうです。
今後、3棟のハウスで年間2トンほど収穫される予定です。