瀬戸内国際芸術祭でにぎわう香川県の直島にテイクアウト専門のジェラート店があります。使っているのは瀬戸内の島で採れたフルーツです。
直島の本村地区の港の目の前にある「naoshima gelato」。この店はもともと2009年にオープンしたイタリア料理店です。新型コロナの影響などで2022年4月にテイクアウト専門でジェラートの販売を始めました。
(店主/岡内順子さん)
「春夏秋冬いろんな食材を使ってなんでもジェラートに落とし込める、それをすぐ味わってもらえる良さがある」
瀬戸内海の島々で採れた果物などを使って1日6種類ほどのジェラートを販売しています。
(客は―)
「おいしいです、さっぱりしてておいしいです。暑いからちょうど良かったです」
「ナチュラルなキウイの味がする」
メインメニューは「夏みかん」。その日の朝に直島で採れた新鮮な夏みかんの果汁と皮を使ったジェラートです。
(記者リポート)
「さわやかー! 夏みかんの皮が入っているので風味が豊かですね。ヨーグルトのような酸味もある」
このジェラートはかわいらしいパッケージで包まれていて、直島の宮浦港の土産売場でも販売されています。このパッケージや店の看板などをデザインしたのは香川県在住の作家・佐々木良さんです。
(パッケージなどをデザインした作家/佐々木良さん)
「こういうものだったらこういうデザインがいいよねとか、夫婦2人でやるってことだったので、なるべくオペレーションが簡単なものにしたいよねということで、パッケージのデザインを組み立てやすくしたりとかそういう工夫を話し合って決めました」
直島ジェラートは、全国に展開できる「香川ならでは」の商品を掘り起こす「かがわ県産品コンクール」で2022年、入選しています。新たな味にも挑戦していて、今後はオリーブ味やパン味のジェラートなども販売する予定です。
(店主/岡内領三さん)
「この土地の風土とかを感じていただけたら最高ですね」