「天空のブランコ」などで観光客の人気を集める香川県観音寺市の雲辺寺山頂公園で、人工の雪を降らせて「涼」を感じてもらう取り組みが行われています。
(荻津尚輝リポート)
「雲辺寺山頂公園の一角に雪が降っています。たくさんの子どもたちが集まりました!」
(訪れた子どもは―)
「雪だるま! 冷たい」
この取り組みは、雲辺寺ロープウェイの運行などを行う四国ケーブルが8月から始めました。かつてスキー場で使っていた造雪機で、午前11時から午後3時まで8tほどの人工の雪を降らせています。
(四国ケーブル 企画営業部/赤川大樹さん)
「高松市内よりも気温約10℃低い雲辺寺山の山頂で、さらに涼んでもらおうと、この雪遊びを企画しました」
四国ケーブルによると、遍路客の減少で2019年度のロープウェイの利用者は過去最低の約6万人でした。
そこで、若者や家族連れを呼び込もうと「天空のブランコ」を設置したり、マルシェを開催したりして、2021年度は新型コロナ禍にもかかわらず約7万3000人まで回復しました。
(四国ケーブル 企画営業部/赤川大樹さん)
「地元の方が誇れるような場所、香川県の観光地になってくれたらうれしいです」
ちなみに、降ってくる雪の勢いはかなり強め。インタビュー中も――。
(訪れた子どもは―)
「痛い、めっちゃ痛い! めっちゃ打たれた!」
それでもみんなとっても楽しそうに雪で遊んでいました!
(訪れた親子は―)
「あんまり雪自体を触ったことが生まれてからないので、良かったのかな~」
この取り組みは15日までのお盆期間は毎日、その後は8月28日までの土日に行われます。