被害が増えるサイバー犯罪への対策を強化しようと、香川県警が情報通信会社の社員に「アドバイザー」を委嘱しました。
香川県警の「サイバーセキュリティ対策アドバイザー」を委嘱されたのは高松市のSTNetでセキュリティシステムの設計などを行っている柴田浩之さん(50)です。
サイバー犯罪などの捜査にあたる警察官のIT知識や技能の向上を図るのが狙いで、柴田さんは講演や捜査への助言などを行います。香川県警が民間企業の社員にアドバイザーを委嘱するのは初めてです。
香川県警によりますと、2021年の1年間の県内のサイバー犯罪に関する相談は1441件で、4年前の約1.4倍に増えています。
(サイバーセキュリティ対策アドバイザー/柴田浩之さん)
「事業継続に影響を与えるような危険な脅威が出てきておりますので、そういうものに対する我々が持っている知見などを助言していきたい」