岡山市が中心市街地のにぎわいづくりにつなげようと、駐車場や公園の一部にキッチンカーの出店を募る事業をはじめました。
岡山市が3日にスタートしたにぎわい創出事業「フード パーク」では、市内中心部の4カ所にキッチンカーを出店する事業者を募っています。3日は岡山市役所の駐車場にお好み焼き店が出店しました。
(利用者は―)
「うれしい。そこで働いているから。お昼もコンビニで済ませることが多くて、同じような商品ばかり買っているので、キッチンカーがあるとお昼が楽しみになって、仕事がはかどる」
キッチンカーの出店は市役所の駐車場のほか、県庁通りに面した2カ所と下石井公園でも可能となっています。
一方で、3日に出店したのは、先ほどのお好み焼き店のみでした。
(記者リポート)
「フードパークには、県庁通りにあるこちらの駐車場など、ほか3カ所でキッチンカーを設置できるということですが、事業者はどう感じているのでしょうか」
今回の岡山市の取り組みについて、インターネットでキッチンカーの紹介サイトを運営している企業に話を聞きました。
(キッチンカー紹介サイトを運営/井上知明さん)
「キッチンカーに集客能力があるか考えたときに、岡山イオンなどあの辺は魅力的な店が多いので、なかなか難しいと思う。キッチンカープラス何かイベントをしてみてはと思う」
「フード パーク」の岡山市の運営事業費は約100万円です。
市は、2022年12月末までキッチンカーの出店を募り、効果や課題を検証するとしています。
(岡山市 庭園都市推進課/舌崎博勝さん)
「県庁通りに関しても、整備しただけで人が歩くということは、なかなか難しいと思うので、沿道の事業者の方々と協力しながら、少しずつ楽しい空気を醸成したい」