書道界で独自のスタイルを確立して活躍する武田双雲さんの個展が、高松市で開かれています。本人に話を聞きました。
(書道家/武田双雲さん)
「(Q.左手の方には自然の文字が描かれていますね)風とか地球とか、普段僕らがお世話になっている水とか樹とか。当たり前にあるものをまずは描いていて、僕らどうしても日常を当たり前だと思っちゃうので、すごいんだっていうことを感じたいので、そういうのを言葉にした」
高松三越で書道家・武田双雲さんの作品約80点が展示・販売されています。
(山下佳乃リポート)
「こちらは和紙を使った作品です。イメージする書道とは違って、指で和紙を削って文字を書いているんです」
他にも、藍染による深い青色が印象的なものや、天然石を使ったものなどユニークな作品が並んでいます。
武田さんは15日まで会場にいて話をすることができます。
(書道家/武田双雲さん)
「幼児体験が、字でふざけたりとか変てこりんな絵を描いていたんですけど、それが書道家としての武田双雲と小さいころの僕がコラボレーションしている感じ。(Q.書くときは幼少期の気持ちに戻っている?)いたずら心とか無邪気な大人になれない気持ちを混ぜるようにしたら、すごく楽しくなっちゃって。エネルギーがバーっと上がるから」
「武田双雲展 ~愛香る~」は高松三越で10月17日まで開かれています。15日午後2時からは、武田さんによる書道パフォーマンスとトークショーが行われる予定です。
(書道家/武田双雲さん)
「大変な時代だと思うんですけど、少しでも心が軽やかに明るく、皆さんの心が楽になれたら良いなって。そうしたらエネルギーも湧いてくる」