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金刀比羅宮にヤノベケンジさんの「現代アート」 瀬戸芸・秋会期に合わせ 香川

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 29日に始まる瀬戸内国際芸術祭の秋会期に合わせて、香川県琴平町の金刀比羅宮でも現代アートの作品が展示されます。

(記者リポート)
「金刀比羅宮に置かれたこちらの狛犬の作品、高さは何と3.4mほどだそうです。赤い目が迫力がありますね」

 金刀比羅宮に置かれた「KOMAINU(Guardian Beasts)」は、現代美術作家のヤノベケンジさんが作ったものです。

(観光客は―)
「この古いこんぴらさんに、狛犬の先進というのがあるのがちょっとおもしろいですね。なんか宇宙の感じですよね」
「最先端の感じだけど、古い建物にもなじんでいる感じでいいなと思いました。若い人が来ても楽しめるなと」

 金刀比羅宮の「狛犬」は、瀬戸内国際芸術祭と連携した県内周遊事業「おいでまい祝祭」の作品として設置されました。「おいでまい祝祭」は、瀬戸芸の夏会期に合わせて高松市で作品を展示をしてきましたが、秋会期では琴平町にもエリアを広げます。

(金刀比羅宮/琴陵泰裕 宮司)
「こういった現代のアート、美術というのを、こうして大々的に置くというのは、多分初めてだと思います。みなさんが少しでも元気になってもらいたいとか、突破する力のもととして、この作品を見ていただきたい」

 金刀比羅宮では他にも作品が見られます。

 表書院の虎の間にあるのは、ヤノベケンジさんと和紙作家の堀木エリ子さんが共同で作った「SHIP'S CAT」です。世界中を旅した「船乗り猫」をモチーフにした作品で、旅の守り神として人々を導いてほしいという願いが込められています。

(現代美術作家/ヤノベケンジさん)
「本当に昔からある神社に奉納されてる作品ということで、本当に歴史に残るような出来事になってるんじゃないかと思ってますし、今しか見られない特別な展示になっていると思いますので、ぜひ見に来てほしいなと思っています」

 「おいでまい祝祭」の秋会期は、瀬戸芸の秋会期に合わせて9月29日から11月6日まで開かれます。

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