9月の台風14号で壊れた岡山県玉野市にある瀬戸内国際芸術祭の作品が撤去されました。
(荻津尚輝リポート)
「支柱だけ残された瀬戸内国際芸術祭の作品を撤去しようと、柱の根元部分を切っています」
撤去されたのは瀬戸芸の夏会期から展示されていたアイシャ・エルクメン 作「本州から見た四国」です。宇野港の会場に設置されていましたが、9月の台風14号でモニュメントが落ちて壊れ、瀬戸芸の実行委員会が修復を断念していました。
25日は残された支柱の撤去などが行われました。
作品が会期中に壊れて撤去されたのは、2010年に瀬戸芸がスタートして以来初めてです。
(香川県瀬戸内国際芸術祭推進課/合田健 主任)
「宇高連絡船が走っていた玉野市のシンボリックな場所。アート作品がアイコンになればいいなと思っていたので残念。こういう事例を制作サイドと共有しながら、今後の制作に生かしたい」