岡山市は、夏の猛暑時の児童・生徒の学習環境を向上させようと、全ての市立小・中学校の特別教室にエアコンを設置する方針を決めました。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「令和5年度(2023年度)予算に計上したのでは、令和7年(2025年)の夏には間に合わない。決断をした」
25日の定例記者会見で大森雅夫市長が明らかにしました。11月30日に開会する11月市議会に提案する補正予算案に盛り込んだもので、岡山市立小・中学校合わせて124校の理科室や音楽室などの特別教室にエアコンを設置します。
2023年度中に事業者を選定し、2025年6月までに整備を完了する予定で、事業費は3年間で6100万円を見込んでいます。
岡山市立の小・中学校では2020年の夏までに普通教室のエアコン整備が完了しています。
また、国が構築したシステムを活用して子育てに悩む家庭からの相談をLINEで受け付けるための委託料も補正予算案に計上しました。(事業費は2年間で3700万円)児童虐待の未然防止や早期発見につなげるもので、2023年2月からの運用を予定しています。