ネットやSNSなどで話題になっていることをご紹介します。今回は、インスタグラムのフォロワーが37万人を超え今、人気を集める女性写真家です。地元・香川で四季折々の自然を写すその写真は、一瞬のきらめきを切り取り、美しい物語を感じさせます。
静寂の夜、月明かりで海辺に生まれた一筋のきらめく道。素敵なストーリーの始まりを感じさせる写真。
撮影したのは香川県在住の写真家、岩倉しおりさんです。地元・香川で撮影した写真などインスタグラムで発信し、フォロワーは37万人を超えます。
(写真家/岩倉しおり さん)
「『こんなに香川県って素敵な所なんだ』って反響がすごいあって。すごい四季がきれいで、海もきれいで、すごいいい所に私は住んでいるんだなって、みなさんの反響で教えてもらった」
SNSでの人気をきっかけに、アーティストの楽曲のジャケットや小説の表紙などに起用されるようになりました。
(写真家/岩倉しおり さん)
「自分が本当に感動したもの、本当に美しいなと思ったものを撮ろうとしています。わざわざ絶景にある場所にいくのではなくって、身近にある場所で絶景に見える瞬間っていつだろうっていう風に考えて、自分の目線で、新しい光景を見つけられるように写真を撮ろうとしています」
岩倉さんの心を動かす“絶景”は「空間」ではなく「時」が大切な要素です。
(写真家/岩倉しおり さん)
「本当に瞬間。一瞬、きらめく瞬間みたいな。その見えたものを写真にして、みなさんに見てもらえたらうれしいな」
そんな岩倉さんのインスタで一番反響があった写真は――。
(写真家/岩倉しおり さん)
「地元の海で撮った写真ですね。よく海にはいくんですけど、なかなかここまでの、色の夕焼けは見たことがあんまりなくって、珍しいなってなりました。一瞬ですね、このきれいな瞬間は」
はかなく消えゆく“一瞬の美しさ”をこの世界線に留める写真家が、瞬間を残し続ける意味。
(写真家/岩倉しおり さん)
「日常で、身近だけど非日常に見える瞬間。そういう瞬間を見ると撮りたくなる。こんなにきれいに見える光景が存在するっていうことが心の救い。いろんな光景を見るために生きていきたい」
岩倉さんの写真を使ったカレンダーや木製パネルが販売されています。気になった方は「岩倉しおり PDAY」で検索してください。