東山魁夷が手がけた「本」にまつわる作品展が香川県坂出市で開かれています。
東山魁夷せとうち美術館では、版画を中心とする収蔵品の中から雑誌の表紙や挿絵、画集など「本」をテーマにした23の作品が並んでいます。
東山魁夷が北欧を訪れたときの思い出を書いた随筆「北欧紀行 古き町にて」は、訪れた場所で見た景色や感じたことを挿絵と文章で楽しむことができます。
2階には随筆「六本の色鉛筆」にちなんで6つの色をテーマにした作品が並べられています。このうち「月光」は魁夷が90歳の時の作品で、月明かりに白くかがやく雪の風景を描いています。
今回の作品展「本と魁夷―美の世界を綴る」は1月22日まで開かれています。