岡山市は3年後の新庁舎完成に向け、2月1日朝から周辺道路の一部を通行止めにして本格的に工事を始めました。
(記者リポート)
「通行止めとなった岡山市役所敷地内の道路です。さっそく重機が入って工事が進められています」
通行止めとなったのは岡山市役所南側の敷地内にある道路約120mです。旧大供公園の跡地と合わせて新庁舎の敷地となります。
通行止めに伴って、本庁舎の構内にある駐車場の入口が西側に変更となるほか、タクシー乗り場が本庁舎の西側に移動します。
(岡山市総務局/柳徳見 担当部長)
「いよいよ実際に工事が始まるということで、これからしっかりやってきたい」
岡山市によりますと、現在の庁舎は築55年が経過して老朽化が進んでいる上、耐震性が不足し豪雨時には浸水する可能性もあります。
新庁舎は、地上17階、地下2階建てです。
災害の対応にあたる部局と市長室などを近くに置くことで緊急時の指揮を円滑に行うほか、主な設備機器を浸水の恐れが無い5階に集約するなどして防災拠点としての機能を高めます。
事業費は約299億円です。
(岡山市役所を訪れた人は―)
「新しいのを建てるのだから、立派な庁舎がいい」
「窓口が混んでいるからスムーズに。きれいなことよりそれが1番大事」
岡山市役所の新庁舎は2026年5月に完成予定です。