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日没後の交通事故が多発 岡山市に警察官をイメージした看板設置し注意呼び掛け

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 夕暮れ以降の暗い時間帯の交通事故を減らそうと、岡山市の国道に警察官をイメージした看板が設置されました。

(記者リポート)
「街灯が少なく直線道路でスピードが出やすいこの地域。警察官がきょう設置したこの看板は、夜になると、まるで警察官が立っているように見えるのが狙いです」

 夜光反射材を付けて暗闇に立つ警察官をイメージした看板。大きく「スピードおとせ!」と書かれています。

 設置されたのは岡山市北区の国道429号です。

 このあたりは街灯が少なく、日没後は特に暗くなることから、ドライバーに注意を呼び掛けようと、約2kmに渡って、電柱や信号機など合わせて12カ所に看板が取り付けられました。

 岡山県警によると、2022年は73件の交通死亡事故が発生し、前の年より17人多い74人が死亡しました。人口10万人あたりの交通事故による死者数は3.94人で、全国ワーストでした。また2022年の死亡事故のうち、33件が日没後でした。

 2023年は1月30日までに3件の交通死亡事故が発生し、うち2件が日没後でした。

 岡山県警は、日没が早くなる秋から今の時期にかけては特に交通事故が多くなる傾向にあるとして、歩行者には明るい服装や反射材の着用を、ドライバーには早めのライト点灯やスピードを落とすことなどを呼び掛けています。

(岡山西警察署 交通第1課/田村洋史 課長)
「道路上での緊張感を持ってもらう。そして速度を落としてもらうのが目的で、今回このような施策をさせていただきました。これを見て、速度を落とさなきゃいけないんだという気持ちを持っていただければ幸い」

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