27年ぶりの値上げです。香川県で3路線の鉄道を運行する「ことでん」の運賃値上げを国が認可しました。
「ことでん」は2月24日に運賃の値上げを四国運輸局に申請していて、3月30日付けで認可されました。
四国運輸局の発表によりますと、定期を除いた普通運賃の値上げ率は14.4%です。初乗り運賃は、今の190円から200円になり、距離に応じて最大100円値上げします。
通勤定期は平均13.6%、通学定期は平均7.2%値上げします。
新しい運賃は5月20日から適用されます。
「ことでん」の運賃値上げは、消費税率引き上げに伴うものを除くと約27年ぶりです。
ことでんは、新型コロナによる利用者の減少で、2020年度からの2年間は鉄道収入がコロナ禍前と比べて年間約10億円減りました。
「ことでん」は「新型コロナと燃料費の高騰で大幅な減収が続いている。路線の安全な運行のために少しの負担をお願いしたい」とコメントしています。