統一地方選挙の前半戦となる岡山県議選と岡山市議選が告示されました。
19の選挙区で55の議席を争う岡山県議選には、現職50人と元職3人、新人12人のあわせて65人が立候補しました。
立候補者は前回より2人減り、過去最も少なくなりました。一方、女性は13人で、4年前の前回より5人増えました。
19の選挙区のうち、岡山市東区、岡山市南区、総社市など、10の選挙区が無投票となりました。現職と新人、合わせて17人が当選を決めています。
一方、選挙戦になったのは、岡山市北区・加賀郡や玉野市など9つの選挙区です。4年前の前回と同じ数です。倉敷市・都窪郡は14議席を16人で争います。
党派別にみると、自民党は現在の議席と同じ37人の候補者を公認して臨みます。公明党は6人、立憲民主党は3人、共産党は3人と、それぞれ現在の議席数より1人多い候補者を擁立しました。国民民主党は現職1人、参政党は新人1人、そして無所属の14人が立候補しています。
定数1の瀬戸内市選挙区は、5回連続で無投票となりました。
(70代女性は―)
「ずっと無投票というのはどうかと思うんですけど、対抗馬がないから余計に、誰か出る人がいたらいいかなと思う」
(50代男性は―)
「いいところもあると思うけど、新しい考え方とか、そういうふうな声が届くのか届かないとか」
(30代男性は―)
「それが現実、(無投票)5回も仕方のないことなのか、若い人たち、僕ら世代でも出ていった方が、声をあげるのも大事だと思う」
今回の岡山県議選で無投票当選を決めたのは17人で、定数の約3割にあたります。
(瀬戸内市選挙区で6回目の当選/神宝謙一さん[69])
「選挙をするのが本当は一番いいんですけれども、市民の皆さんが、もう少し頑張れよという1つのエールを送ってくださったというふうに解釈をしているので、頑張ってまいりたいと思っています」
また、岡山市議選には定数46に対して57人が立候補しました。
選挙戦になった岡山県議選の9選挙区と岡山市議選の投票は4月9日で、即日開票されます。