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志々島の「天空の花畑」が人気 船に乗り切れないほど大勢訪れる 香川・三豊市

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 かつて花の栽培が盛んだった香川県三豊市の志々島。元花き農家の女性とその息子夫婦が丹念に手入れをした花畑が見ごろを迎え、平日も、多くの観光客でにぎわっています。

 色とりどりの花が咲き乱れる「天空の花畑」です。

(記者リポート)
「斜面の上から下まで一面花畑です」

 3月の下旬から咲き始め、今は、芝桜やキンセンカ、ネモフィラを始めとした約15種類の花を楽しむことができます。

 朝8時ごろ、三豊市詫間町の宮の下港には、志々島へと向かう人が大勢集まっていました。

(記者リポート)
「出発の20分前ですが、すでにこれだけの人が列を作っています」

 船の定員は70人。10人ほどは乗れずに海上タクシーを呼んだということです。

 船を運航する粟島汽船は、花が咲くシーズンに合わせて4月から、休日に限り宮の下ー志々島間で、定期便に乗り切れなかった人に臨時便を出して対応しています。この前の土日は花畑に1日200人以上が訪れ、平日も多くの人でにぎわっています。

(訪れた人は―)
「こんなに和ませてくれるお花がいっぱいで、来てよかった」
「ここまでいろんな花があるとは思っていなくて、期待以上のすごいお花畑で感激しました」
「丁寧に植えられてすごいと思いました」

 「天空の花畑」を整備しているのは昔、この場所で花き農家として花を栽培していた高島孝子さん(88)とその息子夫婦です。

(高島孝子さん)
「花農家じゃったけ、これ作って束にしてお父さんと出荷しよる時じゃったけえな」

 2015年から山や畑を整備して種をまき、丹念に花を育ててきました。

(高島孝子さん)
「もう生きがいじゃ。ここにおったってどこにも行くところないし、ここに来るだけが楽しみ。ここに来て草とって、ここに来るだけが楽しみ。こんな花でも見に来てくれたら私はうれしい」

 「天空の花畑」は5月いっぱいまで見ごろだということです。

※宮の下ー志々島間の船は、休日は乗り切れなかった人に対しては臨時便を出して対応しますが、平日は定期便だけです。乗れる人数に限りがあるので、ご注意下さい。
※「天空の花畑」にはトイレはありません。事前に済ませてから向かって下さい。

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