岡山市の中心市街地でミツバチを飼育する「都市養蜂」のプロジェクトが2年目を迎えました。24日、高校生たちが2023年で初めてのハチミツを採取しました。
天満屋グループの「丸田産業」が、2022年3月からスタートした「おかやまミツバチプロジェクト 桃太郎ハニーラボ」です。
プロジェクトではJR岡山駅前にある9階建てのビルの屋上でセイヨウミツバチを飼育しています。
24日、これまでハチの世話などをしてきた創志学園高校の生徒7人が2023年初めてのハチミツを採取しました。
(高校生)
「甘い、めっちゃおいしい」
西川緑道公園の桜から多くの蜜を集めたとみられ、糖度は2022年より1度高い83度でした。
2022年3月にスタートした時に飼育していたミツバチは8万匹でしたが、2023年は約15万匹に増やし年間500kgのハチミツ採取を目指します。(2022年は341kg)
また、創志学園高校と共同で蜜をしぼった残りを調べ、ミツバチがどの植物から蜜を多く採っているのか研究します。
(創志学園高校1年生)
「とても甘くてびっくりしました、気候とか花粉によって水分とか違ってくるのかなと思って興味が湧きました」
(創志学園高校3年生)
「(後輩にも)ハチを通して、生命の大事さとかを学んでほしいなと思いました」
(丸田産業/井上弘雅 常務)
「やはり駅前のこういう場所でやっていますので、環境や生物多様性の重要さの勉強の場としても広めていきたいなと考えています」