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校地閉鎖で選手が練習できず…協議進まぬ「新体操のまち」岡山・井原市

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 「新体操のまち」を掲げる井原市で高校生らの練習拠点となっている岡山県立井原高校の南校地が3月末に閉鎖され、選手が満足に練習できなくなっています。

 市は、閉鎖された校地を県から約1年間借り入れる予算案を21日、市議会に提案しましたが、2024年度以降の練習場所はまだ確保できていません。

 21日に開かれた市議会の全員協議会には市長や教育長らが出席しました。

 井原高校の南校地は2006年度に井原高校と統合して、その後閉校した精研高校の跡地で校舎や体育館、武道場などがあります。

 体育館と武道場は井原高校の男子新体操部や地元の新体操クラブなどが練習に使っていました。しかし、県教委は2020年3月に「一定規模の活力ある教育を展開するため」として2023年3月末で南校地を閉鎖すると発表。

 4月から、選手らは慣れ親しんだ南校地ではなく別の場所での練習を強いられています。

 市は校舎を除く体育館や武道場など新体操の練習に使う校地の一部を譲渡するよう県に要望しました。しかし県は「校地全体を含めた一括譲渡しか応じられない」と回答。

 そして現在、5月から2024年3月までの約1年間、校地を無償で県が市に貸与する案を検討しています。

 市は21日の全員協議会で校地の施設を1年間、維持管理する光熱水費など392万円の予算案を説明。また、2024年度以降の練習場所については代替の施設を検討していくと市議会に説明しました。

 議員からは――。

市議「2024年度は未定ですよと。他県から井原高校で新体操がしたいという子どもに対して受け入れができるのか」
市議「県立の学校が県の教育委員会ともっと話し合えないのか県に追及したらいい」
教育次長「本来、県の部活動であれば岡山県の教育委員会が確保していただくようにと何度も繰り返して要望してきたところです。ただ、それに対して県は、県教委として確保することはしないとの見解が示されている」

 県教委は「南校地の体育館は井原高校の生徒だけでなく、地元のクラブや大学生、市立高校の生徒も利用している。練習場所の確保については、県と市で協力して考えていきたい」とコメントしています。

 市議会は市の説明を踏まえ、今回の予算案を協議するかも含め、話し合っていくとしています。

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