22日から2日間にわたり倉敷市で開かれたG7倉敷労働雇用大臣会合。「学び直し」の支援に積極的に取り組むことなどを盛り込んだ大臣宣言を採択し、23日終了しました。
(加藤勝信 厚生労働大臣)
「G7として『人への投資』を進めるために、ともに取り組むためのあるべき方向性とその方策などを示した大臣宣言を採択することができました」
22日から倉敷アイビースクエアを会場に行われたG7倉敷労働雇用大臣会合。議論のテーマとなったのは「人への投資」です。
2日間の議論ではデジタル化などに伴い、働く人に求められる「スキル」が変化していることなどを各国が再確認しました。
これを受け、23日に採択した大臣宣言では「リスキリング」と言われる「学び直し」の支援に各国が積極的に取り組むことなどに合意しました。
また、会合の合間には倉敷市の伊東香織市長が英語を交えて倉敷美観地区を案内するなど、各国の大臣らに地元をPRしました。
(倉敷市/伊東香織 市長)
「初めて倉敷に来られた方もたくさんいらっしゃいました。『日本にこんないいところがあるんだ』ということを皆さん口々に言っていただきました。海外へのPR、多くの方に知っていただけるようにつなげていければと思っています」
期間中、会場周辺では多くの警察官が警備にあたりました。岡山県警によりますと期間中は大規模な規制をかけた場所は無く、目立ったトラブルも無かったということです。
(加藤勝信 厚生労働大臣)
「会議全体をとりまく雰囲気というかそういったものは政治そのものに非常に影響しますし、開催にあたって、倉敷市、また市民のみなさんにさまざまなご協力いただいたこと、ご理解いただいたことに心から感謝したい」
会合を終えた大臣らは帰路の途中、岡山後楽園に立ち寄り、伊原木隆太知事らの案内のもと園内の景色などを楽しんでいました。
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「岡山県で倉敷市でこのG7の大臣会合が行われたという事自体が、7年前に続いて非常にいいPRになったのではないか」