瀬戸大橋や瀬戸内の島々の魅力を堪能できるイベントが5月21日に坂出市の与島などで開かれます。島の魅力を体感できるクルージングも楽しめます。
(野口真菜リポート)
「すごい! 大迫力です!」
瀬戸大橋の真下をくぐり抜け、島などを巡るクルージングツアー。
5月21日に瀬戸中央自動車道の与島パーキングエリアを中心に開かれるイベント「せとうち島旅フェス2023」の一環で行われるものです。ひと足早く報道関係者に公開されました。
ツアーの行き先のひとつが丸亀市の本島です。ここでは――。
(本島さかな部 部長/大石一仁さん)
「こちらのサワラはきのうの夜にとれたものになります」
本島を盛り上げようと島に住む20代を中心に結成された「本島さかな部」のメンバーが、サワラの解体ショーやタコや玉ねぎなど島の食材を使ったグルメなどでおもてなしします。
また、塩飽大工が建てた神社に江戸時代から残る芝居小屋も公開され、歴史や自然を体感できます。
クルージングツアーには本島のほか、志々島を巡るものや国の重要文化財に指定されている坂出市与島の鍋島灯台を船から眺めるものなど、合わせて3つのコースが用意されています。
(本島さかな部 部長/大石一仁さん)
「(普段の活動では)魚のおいしさだったり、さばき方をお伝えしているんですが、そういうところも幅広い世代の方々に知ってもらいたいなと思っています」
「せとうち島旅フェス」は、地域と連携して瀬戸内の魅力を発信しようと、本四高速が2022年から行っているものです。
人気の一つが普段は入ることのできない瀬戸大橋の裏側を見学できるツアーです。管理用の通路を歩くコースでは、橋の構造やすぐ近くを通る電車を、1時間半ほどかけて間近で見ることができます。
(野口真菜リポート)
「向こうにはツアーで行ける本島もしっかり見えます。文化や人の営みがあるんだなということが、ここからでもわかりますね」
(せとうち島旅フェス 総合プロデューサー/小林希さん)
「ここから見える島ってどんな島だろうと思って実際に足を運んでもらう、そのことでみんなで島の宝、日本人の宝を守っていくことになると思うので、島を見てぜひ直接行っていただきたいです」
イベントではツアーのほか与島パーキングエリアでマルシェなども行われます。
「島旅クルーズ 瀬戸大橋をくぐる本島めぐり」
・1人1000円(当日受付 中学生以下は無料)
・全7便(※解体ショーはうち約3便で実施予定)