香川県産の小麦「さぬきの夢」について、香川県などは2027年の収穫から、今の品種から新たに開発された品種への全面的な切り替えを目指すことになりました。
15日、香川県や生産者らでつくる「さぬきの夢」推進協議会の総会が開かれました。
香川県が開発した「さぬきの夢」の新品種「香育33号」は、2023年7月に品種登録を出願する予定です。
総会では4年後の2027年に向けた「さぬきの夢」の推進目標が共有されました。
①新品種(香育33号)の作付け面積を2023年度の5haから2500haにすること
②「さぬきの夢」の取扱店を2022年度の157店から250店に増やすこと
③「さぬきの夢」を使ったうどんを食べたことがある県民の割合を8割にすること
の3つです。
総会では、これらの目標が承認され、2023年度は新品種100%で作ったうどんの試食会を開くことなどを確認しました。
「さぬきの夢」を取り扱ううどん店は、県内のうどん店の約1割に留まっています。
従来の品種よりもタンパク質を多く含みコシが増したなどとされる新品種には、その広がりが期待されています。
(「さぬきの夢」推進協議会/尾崎英司 会長)
「さぬきうどんとして元々われわれが開発してきた小麦でございますので、さぬきうどんに広がっていくということをまずは期待している」