過疎化対策に閉校した学校を活用します。さぬき市は、移住を希望する人がトライアル的に生活を体験できる施設を新たにオープンしました。
さぬき市多和に新たにオープンしたのは、その名も「移住体験ハウス」です。
(記者リポート)
「広々としたこちらのリビング、実は昔、教室だったんです」
2012年に閉校した多和小学校の槙川分校を改修しました。
自然豊かな山々に囲まれていて鳥のさえずりも聞こえます。
校舎だった建物に新しいキッチンや風呂、トイレを作りました。テーブルやソファーなどの家具をはじめ新品の家電、それにWi-Fiも完備しています。静かな環境でテレワークや都会との2拠点生活に対応できます。
さぬき市の人口は約4万5千人で、1995年のピーク時に比べて約1万2千人減少しています。過疎化が進む中、移住者を呼び込もうとさぬき市が企画したのが「移住体験ハウス」です。
さぬき市は2015年、海側の津田町に最初の「移住体験ハウス」を作りました。68組が利用し、移住につながるなどの成果がありました。
(さぬき市総務部政策課 移住コーディネーター/北村浩太郎さん)
「随所に学校の名残が残っていますので、そういったところを懐かしんでいただきながら利用していただければ」
さぬき市多和の「移住体験ハウス」は、5日間から90日間までなら好きな期間利用することができ、料金は光熱費など込みで1日2000円です。
22日から、さぬき市のホームページなどで申し込みを受け付けています。