広島と長崎に原爆が投下されてから、2023年で78年。岡山市で慰霊祭が開かれ、被爆者や遺族らが犠牲者を追悼しました。
慰霊祭には、岡山県に住む原爆の被爆者や遺族ら約30人が出席し黙とうをささげました。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が長期化する中、出席者は平和への願いを新たにしていました。
(岡山県原爆被爆者会/廣信靖之 会長)
「原爆の恐ろしさを語り継ぎ、核のない恒久平和な世界の実現を目指し」
岡山県に住む被爆者は2022年度、95人が亡くなり、2023年3月末時点で938人となっています。平均年齢は85.8歳です。
(7歳の時に広島で被爆/山本孝三さん[84])
「嫌ですねもう。戦争は嫌。やるべきでないです」
(2歳の時に広島で被爆/田辺琴江さん[80])
「核兵器が無くなるのを心待ちにしております。生きている間に核兵器が無くなるといいなというのが願いです」