香川県坂出市の三味線奏者、今藤 長由利さん(74)が、国の重要無形文化財「長唄」の保持者に追加認定される見通しとなりました。
坂出市出身の今藤さんは、3歳のころ、母親の影響で三味線を始めました。その後、東京で約50年間三味線の演奏や指導を行い、2021年坂出市に戻ってきました。
長唄は、三味線を中心とした音楽で、江戸時代に歌舞伎の音楽として成立し、主に江戸で発展してきました。
(今藤 長由利さん)
「(今後も)演奏という形でもって表現していきたい。伝えていきたい」
重要無形文化財「長唄」の保持者には現在全国で89人が認定されていて、今回新たに今藤さんら36人が追加される見通しです。長唄の保持者に認定されれば香川県では初めてです。