香川県善通寺市の小学生が、世界遺産登録を目指す四国遍路や地元の寺の歴史について学びました。
(瀧川奈津希リポート)
「善通寺市の金倉寺です。これから地元の小学生たちが見学ツアーに参加します」
香川県の担当者が善通寺市立竜川小学校の6年生70人に四国霊場第76番札所、金倉寺を案内しました。
この見学授業は、世界遺産登録を目指している四国遍路やその歴史を地元の小学生に学んでもらい、登録への機運を高めていこうと香川県が2018年に始めたものです。
弘法大師・空海の親戚である智証大師・円珍の誕生の地とされる「金倉寺」は札所の中でも、ある珍しい特徴があります。その秘密は普段は立ち入ることができない祖師堂の中にあります。
県の担当者「2人の大師を祭っている珍しいお寺です。どっちが弘法大師・空海さんで、どっちが智証大師・円珍さんか見てください」
6年生「弘法大師? だと思う」「こっちは多分、円珍」
子どもたち、見事正解です!
(6年生は―)
「寺の知らないところをいっぱい知れたのでよかったです」
「仏像とかきれいだったと思います」
「(Q.四国遍路が世界遺産になったらどう?)めちゃくちゃうれしい」
(香川県文化振興課/松本和彦 課長補佐)
「札所がたくさん地元にあるというのはないことですので、しっかり知っていただいて、それを家の人とか説明していただいてそういう行為によって世界遺産につながるようなところになっていこうかと思います」