稲についた害虫を火で追い払い、一年の豊作を願う「虫送り」の伝統行事が香川県土庄町で行われました。
半夏生の日の7月2日、土庄町の肥土山離宮八幡神社に約250人が集まりました。
伝統行事の「虫送り」は約350年前、江戸時代に始まったと言われています。
田植えが一段落したこの時期に稲に付いた虫を火で払い豊作を願うもので、土庄町の無形民俗文化財に指定されています。
「火手(ほて)」と呼ばれるたいまつに、豊作を祈った火を移してもらい神社を出発し、蓬莱橋までの田んぼのあぜ道約1.5kmを歩きました。
のどかな田園地帯にたいまつの灯が浮かび幻想的な光景を描いていました。