岡山県美作市の社会人野球チーム「ショウワコーポレーション」が、9月2日に開幕するクラブチームの全国大会「全日本クラブ選手権」に出場します。岡山ゆかりの強打者など多くの選手が新たに加わり、2022年は果たせなかった「全国1勝」を目指します。
全国大会の開幕を10日後に控えた8月23日。チームは内野守備の確認をしていました。
指揮を執るのはプロ野球・中日ドラゴンズで400試合以上に出場した津山市出身の亀澤恭平監督(34)です。
地元・岡山で恩返しをしようと、現役引退後の2021年11月に監督に就任し、2022年から2年連続でチームを全国の舞台へ導きました。
(ショウワコーポレーション/亀澤恭平監督)
「2年連続で(全国大会を)勝ち取ったということは選手にとっても大きなプラスなことでもありますし、会社にとってもプラスになるかなと思っています」
2022年の全国大会で初戦敗退だったチームは、シーズンオフに選手20人中18人が入れ替わりました。
そのうちの1人、金田恭汰選手(18)は、創志学園の4番バッターとして2022年の夏の甲子園に出場した強打者で、高卒1年目ながらレギュラーをつかみました。
(ショウワコーポレーション/金田恭汰 選手[18])
「苦しい場面がたくさんあって、そこでも勝ち切れたからこそ甲子園という舞台に立てたと思っているので、全国大会に行ったらやっぱり苦しい展開が何度もあらわれると思うので、そこで負けない気持ちを作り上げてきた以上、それを発揮できるように頑張りたい」
2023年は投打に粘り強い野球で中四国予選を勝ち抜いたショウワコーポレーション。全国の頂点を目指す戦いは9月2日に始まります。
(ショウワコーポレーション/亀澤恭平 監督)
「クラブだろうがてっぺんを取る、全国で一番を取るというところは全員に伝えて、あとは、選手がどう楽しんで、どう(野球を)理解できて、どういうプレーをしてくれるのかっていうのは僕も期待している」