観賞用の植物の生産者らが花に感謝し、業界の発展を祈る「花供養」が高松市の市場で行われました。
高松市公設花き地方卸売市場では、花をまつっている花塚の前にキクやユリなどの季節の花が飾られ、お経が唱えられました。
そして、花の生産者や卸売業者ら約30人と近くの瀬戸内保育所の5歳児17人がピンク色のカーネーションを1本ずつ献花し、花の霊に感謝するとともに業界の発展を祈りました。
高松市の市場での切り花と鉢植えの取り扱いは、コロナ禍で縮小した冠婚葬祭の規模が戻りつつあることなどから、2022年度の売り上げは約18億円と前年度より4%ほど増えました。一方、長期で見ると1996年度をピークに減少傾向です。
(高松花市場/天雲崇二 常務)
「それぞれ季節季節のお花を一輪でも家庭に飾っていただけたらなと思います」