パリオリンピックに採用されたストリートダンスの「ブレイキン」が、岡山市の小学校の体育の授業に試験的に取り入れられています。児童たちはダンスバトルを通して即興表現を身に着けます。
岡山大学教育学部付属小学校の松本拓也教諭が新たな指導法としてブレイキンに注目し、「岡山県ブレイキンカルチャー協会」に協力を依頼しました。
ブレイキンの授業は9月25日に始まり、10月5日が5回目。5年生の児童33人は3人ずつのチームに分かれ、DJがかける音楽に合わせてダンスバトルしました。
(小学5年生)
「いろんな組み合わせができて床でやるのが得意な人は床でやるとか、そういうところがいっぱいできるのがめちゃ楽しい」
「想像力を広げてどんどん踊っていくところがいい」
小学校の体育でダンスは必修になっています。松本教諭によると、多くの教員が「即興表現」の指導に難しさを感じているということです。
(岡山大学教育学部付属小学校/松本拓也 教諭[保健体育])
「相手に応じてやり取りするその中で、新しい動きが生み出される、創作される。そういったところに注目したというところが表現運動の指導の難しさに解決につながるんじゃないかと」