現在中学3年生ながら、世界を見据えるプロスノーボーダー・木村悠斗選手。世界で戦う兄の背中を追い、日々練習を重ねています!
悠斗選手は昨シーズン、「ビッグエア」の国内トップクラスが集う大会で3位入賞。中学生ながら「プロ」のスノーボーダーとして活躍しています。
(木村悠斗 選手)
「もっともっと上に行きたいです。行きます」
(悠斗選手のコーチ/西村大輔さん)
「同世代ではけっこう上の方にはいますね。運動神経はすごくいいので、空中に出たときに、自分がどこにいるかというのを見えている。小さい時にやっていた体操とかで培ってきたものかな」
「ビッグエア」は、大きなジャンプ台を使って技を繰り出し、難易度や完成度を競う競技です。
悠斗選手はジャンプを磨くため、9月、環境が整ったニュージーランドに遠征しました。そこで横に4回転半回る大技、「フロントサイド1620」を初めて成功! 世界トップレベルが成功させている「5回転」も視界にとらえています。
(木村悠斗 選手)
「回転数を上げること(に取り組んでいる)。土台をしっかり作っていく。基礎をちゃんとやっていって……というところです」
日本に戻った悠斗選手。週末などは、京都府のジャンプ施設に行き、西村コーチと調整を続けています。
そんな悠斗選手、取材中……。
(木村悠斗 選手)
「(Q.カメラは慣れないね)慣れないです」
プロと言っても、まだ中学生。少し照れくさいようです。
KSBが悠斗選手を初めて取材したのは、小学5年生の時。この頃もカメラが苦手でした。
(小学5年[当時]/木村悠斗 選手)
「できたら『うれしい!』って楽しくなる。(目標は?)兄ちゃんを超える」
(木村悠斗 選手)
「4年前にも兄を超えるって言ったけど、兄とかそのもっと上の人とかも追い越せるように頑張りたいです」
悠斗選手の変わらない目標。それは4歳上の兄、葵来選手です。
日本時間の22日、スイスで行われたワールドカップ初戦で2位に入るなど、世界でもトップレベルの実力者です。3年後のミラノオリンピック出場も期待されています。
(木村葵来 選手)
「(悠斗選手は)昔と比べてかなりうまくなっている。多分僕にはまだ及ばないと思うんですけど(笑)オリンピックで優勝してメダルを獲って、スノーボードを身近なスポーツにしたいというのが僕の夢です」
9月のニュージーランド遠征でも一緒だったお兄さん。世界トップレベルと渡り合う身近な存在に、勇斗選手も刺激を受けています。
目標とする偉大な兄を超え、見据えるのはもっと上、世界の頂点です!
(木村悠斗 選手)
「(兄は)ずっと一緒じゃなくて、ずっと上に行っているから、僕も離れないようについていきたい。オリンピックとかXゲームズとか、大きい大会で優勝すること(が目標)です」