子どもたちの今を伝える「こどもみらいパーク」。今回紹介するのは「けん玉」で日本一になった岡山市の小学生です。
2023年8月に東京で開かれた全日本少年少女けん玉道選手権。技の成功数やスピードを競うこの大会で、男子の部の1位に輝いたのが、大元小学校6年の中田悠斗さんです。
また、同じく大元小学校5年の千切莉音さんは女子の部で3位になりました。
2人は10日、岡山市の大森市長を表敬訪問し、けん玉の技を披露しました！
中田さんと千切さんが日頃練習しているのは、けん玉教室……ではなく、「放課後児童クラブ」です。大元小学校の放課後児童クラブでは、15年ほど前からほぼ毎日、けん玉に取り組んでいます。
（おおもとクラブ／野村充美 支援員）
「やることがあるから子どもがだんだん落ち着いてきて、目標を持ったり、けん玉がやりたいから、けんかする間もなくっていう感じ」
中田さんがけん玉を始めたのは小学校に入る前です。
（男子の部で優勝した／中田悠斗さん）
「お兄ちゃんが日本一になって、僕も日本一になりたくて」
中田さんは、備前市の道場などでも腕を磨き、家にあるけん玉はなんと100本以上！月に1回は買い替えるそうです。
（男子の部で優勝／中田悠斗さん[小学6年]）
「ここの先っぽが平らになってきたら玉の穴に入りにくくなるので、そうなったら買い替えています」
中田さんのすごさは、技の正確さはもちろんのこと『できるまでやる力』です。全国大会で2度、悔しい思いをして、もう同じ思いをしないよう努力してきました。
（男子の部で優勝／中田悠斗さん）
「学童で1時間半くらいして、家でも1時間半くらいして、合計3時間くらいやっています。勉強する時間より長いです」
少しでも空き時間があると、けん玉を始める2人。次の目標はーー
（女子の部で3位／千切莉音さん）
「6年生になったらまたあるので、次の大会では日本で1位になりたいです」
（男子の部で優勝／中田悠斗さん）
「1月に同じような全国大会があるんですけど、その大会で優勝することが一番大きな目標です。これで負けたら仕方ないくらい練習して、大会に臨んでいきたいです」
