香川県琴平町の金刀比羅宮で、外国人富裕層をターゲットにした新たな旅行商品を販売するためのモニターツアーが行われました。
(外国人モニター)「山の形が面白いですね」
(通訳 兼 ガイド)「私たちは『おにぎり山』と呼んでいます」
モニターツアーには、イギリス出身の外国人などが参加しました。
このツアーは、香川県でのインバウンドの消費を拡大しようと、金刀比羅宮などが外国人富裕層を対象に企画したもので、観光庁の「観光再始動事業」に採択されました。
(記者リポート)
「このツアーのポイントは、歴史ある金刀比羅宮でしか感じることができない『本物の体験』です」
参加者は、本宮で祈祷を受けたり、神楽を見学したりすることができます。
祈祷や神楽について、金刀比羅宮ではこれまで、個人や団体から依頼を受けて対応していましたが、旅行商品として組み込むのは初めてです。
このほかにも、雅楽の演奏体験に、伊藤若冲の「百花図」の鑑賞、神職や巫女との歓談などを楽しむことができます。
(外国人モニター/ステュウット・ヴァーナム‐アットキンさん)
「場所と雰囲気と音楽と踊りは、全部がディープなことでした。いろいろ説明して、コンビネーションがすごく、パックとして面白かった」
(金刀比羅宮/科野 齋さん)
「普段このお宮で、どういうことをやっているのかというのを体験していただくのが、一番皆さんには喜んでいただけるかなとは思っています。文化に親しんでいただくために、ぜひともたくさんの皆さんにお越しいただければ」
このツアーには、2人から6人までのグループで申し込むことができ、価格は2人で31万円、6人で36万円です。販売は11月下旬からです。