岡山県総社市議会の議長が公職選挙法違反の疑いを指摘されている問題です。市議会の政治倫理審査会の委員長は、議長辞職を求める報告書をまとめる方針を示しました。
総社市議会は深見昌宏議長が代表を務める企業が、2023年7月に深見議長の名前を添えた胡蝶蘭を総社市の病院に贈ったことは公職選挙法に違反する疑いがあるとして政治倫理審査会を設けて議論しています。
16日の審査会では委員から「市民からあらぬ疑いをかけられてもしかたがない」「倫理性に欠けていた」などの声がありました。
村木理英委員長を含めた7人の意見をまとめたところ、議長辞職を求めるとした委員が4人、警告を求めるとした委員が2人、議員辞職を求めるとした委員が1人となりました。
この結果などを受け村木委員長は、深見議長に議長辞職を求めるとする内容の報告書案を作る方針を示しました。
(総社市議会 政治倫理審査会/村木理英 委員長)
「これを契機にですね、総社市議会は襟を正すということが一番だと思いますので、全員一致でやはり襟を正そうという声を上げていき、そして前を向いて進んでいくと」
11月20日に開かれる次回の審査会で報告書をまとめ副議長に提出します。