総社市議会の議長が代表を務める企業が議長の名前を添えて市内の病院に花を贈ったのは公職選挙法違反の疑いがある、と指摘されている問題です。議長が政治倫理審査会に出席し「公職選挙法違反にあたる」という認識を示しました。
(総社市議会/深見昌宏 議長)
「まずこの場をもって陳謝したいと思います。どうもすみませんでした」
総社市議会の深見昌宏議長を巡る2回目の政治倫理審査会が開かれ、本人への聞き取りが行われました。
審査請求書によりますと、2023年7月、深見議長が代表を務める企業が深見議長の名前を添えたコチョウランを総社市の病院に贈ったのは、公職選挙法に違反する疑いがあるとしています。
深見議長は、6日の審査会で公職選挙法違反にあたるという認識を示しました。
審査会後、報道陣に対し「担当者から確認や報告がなく、花の発注自体を知らなかった。担当者も名前が載ることは認識していなかった」と説明しました。
(総社市議会/深見昌宏 議長)
「(自分の)完全なミスじゃないですか。(花が)出てしまっているんで、流れはどうであろうとも、そういうことをチェックできていなかったと思っておりますので」
自身の進退については、審査会の判断を待って検討したいとしています。
次の審査会は11月13日で、市の顧問弁護士の見解が示される予定です。