12月23日から東京で開催される高校バスケットボール日本一を決める「ウインターカップ」。岡山代表としてこの舞台に臨む倉敷翠松には、チームを支える「お母さん」的な存在がいます。
取材前……。
(部員)
「ねえ、撮られとるよ!」「やばい! めっちゃ恥ずかしい!」
コートの外では、天真らんまんな「倉敷翠松」。それでも、コートに入れば……。
2022年のウインターカップはベスト16!2023年は1、2年生のみのチームながら4年連続19回目の出場をつかみました。
攻撃をけん引するのは、2022年のウインターカップを経験した2年生の窪藪理紗。高い身体能力を生かしたジャンプシュートやドリブルが持ち味のフォワードです!
(倉敷翠松 フォワード/窪藪理紗 選手[2年])
「去年、3年生と一緒に試合に出させてもらって自分のパフォーマンスが全然できなかったので、今回は自分のパフォーマンスができるようにしたいと思ってわくわくしています」
2022年のベスト16を超える、ベスト8を目標に掲げる翠松。そんなチームを陰で支えるスタッフがいます。
3年生のマネージャー村上愛雛さん。夏のインターハイ県予選で敗退した後も、チームに残って後輩たちをサポートしています。
(倉敷翠松 マネージャー/村上愛雛さん[3年])
「夏のインターハイに行けなかったのが悔しくて、冬はみんなと一緒に(全国に)行きたいという気持ちもあったし、バスケットに関わっていきたいという気持ちもあったので、冬まで残ろうと思いました」
村上さんは練習中、監督の指示を聞くと……すぐさま、選手のもとへ!
さらに試合形式の練習では、選手と同じくらい走って声を出す!中学までは選手だった経験を生かし、アシスタントコーチとしてもチームに貢献しています。
(倉敷翠松 マネージャー/村上愛雛さん[3年])
「外から客観的に見て声を出したりとか、選手の異変に早く気付くことを意識しています」
(選手は―)
Q.村上さんはどんな存在?
「お母さんです」
「審判もできてプレーヤーにコーチングもできてすごい」
「学校でも生徒会長やったりとか責任感が強いです。(生徒会長なんですか)そうです」
後輩と臨む最後の全国大会。選手を支える「お母さん」が目標に向かって最後までサポートします!
(倉敷翠松 マネージャー/村上愛雛さん[3年])
「今までやってきたことが全部出せるように大きい体育館だとみんなが緊張するので、そこで声掛けができるように普段からコミュニケーションをしっかり取っていきたい」
倉敷翠松は、ウインターカップの初戦で茨城の土浦日大と対戦します。