岡山県倉敷市が進めているJR倉敷駅西側の区画整理事業の完成予定が、7年延期され2031年度になることが分かりました。
倉敷市は、2002年度からJR倉敷駅の西側約22.5haの区画整理事業を進めています。緊急車両が通りにくい場所をなくしたり、公園をつくったりするもので、2024年度中の完成を予定していました。
しかし、市によると、新型コロナの影響で地権者との交渉が順調に進まなかったことなどから、完成予定が7年延期され、2031年度になるということです。この事業の完成予定延期は4回目です。
また資材価格の高騰により、総事業費も約171億円から約219億円に増えるということです。
JR倉敷駅周辺を巡っては、中心市街地を南北に分断する鉄道を高架にして一体化する構想があり、現在は岡山県が計画の再評価に向けた検討を行っています。
立体交差事業では当初、区画整理によって用地を確保するとしていたほか、区画整理と共に立体化を進めることで、にぎわいづくりの効果を高めるとしていました。