岡山県倉敷市の伊東香織市長は27日の会見で、下津井地区の小中学校3校を統廃合し、新たに9年制の義務教育学校を設置する方針を明らかにしました。
統廃合の対象は、下津井中学校、下津井東小学校、下津井西小学校の3校です。倉敷市は、現在の下津井中学校の場所に、2026年4月に新しい義務教育学校を開校する方針です。校舎は改修して使うとしています。設置されれば倉敷市で初めての義務教育学校です。
統廃合する学校の児童・生徒の数は、2023年5月時点で合わせて151人で、ピーク時の10分の1以下です。
(倉敷市/伊東香織 市長)
「人口減少社会ということもありますので、そういうものにも対応できて、かつ子どもたちが充実した学校生活が送れるようなものにしたい」
倉敷市は、設置に向けた費用約2000万円を含んだ総額8億1700万円余りの一般会計補正予算案を12月4日に開会する市議会で提案します。