香川県が2022年度の高齢者虐待の対応状況をとりまとめました。介護老人福祉施設などで確認された、職員による虐待件数は8件(前年度7件)で、統計を取り始めた2007年以降で最多となりました。
香川県のまとめによりますと、被害者は男性4人、女性9人の13人で、全員が要介護3以上の区分でした。
県は虐待が確認された施設に対して改善計画の提出を求めるほか、立ち入り検査を行うなど指導をしたり、各市町への虐待防止への研修を強化したりしています。
また、同居家族らによる高齢者への虐待は72件(前年度109件)で、前年度を大幅に下回りました。
県は虐待を受けた高齢者と虐待をした家族とを分離するほか、介護保険サービスの利用につなげるなどの対策を進めています。