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虐待の疑いがある家庭への立ち入り調査を児相と警察が訓練 香川県での立ち入り調査は10年間で17件

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 児童相談所と警察が虐待の疑いがある家庭に立ち入り調査する際の訓練を7日、行いました。

(訓練の様子)
内縁の夫役「事件でしか動かん警察が来てるいうことは、何かやったいうことかお前。やっとらへんぞ!」

 訓練は、虐待を受けている疑いがある6歳の児童を一時保護する想定で行われました。

 児童虐待防止法に基づき、児童相談所は警察の援助を受けながら、任意での「立入調査」ができます。

(訓練の様子)
児童相談所の職員「『臨検・捜索』をします。じゃ中に入りましょう」

 保護者の強い抵抗がある場合は、裁判所の許可を得て強制的に立ち入る「臨検」、そして児童を「捜索」することができます。

 香川県によりますと、児童相談所が対応した虐待の件数は、2017年度に初めて1000件を超えて以降、高止まりしていて、2022年度は1152件でした。
 子どもの前で配偶者に暴力を振るうなどの心理的虐待が約6割を占めているということです。

(香川県子ども女性相談センター/有岡光子 所長)
「周りの大人が小さいことでも見逃さず、アンテナを張って、安全と言う観点で子供たちを見守ることが必要かなと思います」

 香川県で「立ち入り調査」が行われたのは2022年度までの10年間で17件、「臨検・捜索」は過去1件です。

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