学生に香川の郷土料理を楽しんでもらおうと、香川大学で「あん餅雑煮」などが振る舞われました。
15日の正午前、香川大学幸町キャンパスの学食前には長い列ができていました。
学生に無料で振る舞われたのは、白みそ仕立ての汁にあんこを包んだ餅を入れた「あん餅雑煮」と、野菜たっぷりの「しっぽくうどん」のセットです。
これは「学生応援Day」として香川大学の学生生活支援課が企画しました。
学生生活支援課は、新型コロナによる行動制限などの影響を受けた学生からの「食費をサポートしてほしい」という声を受けて、2022年から定期的に食事の提供を行っています。
これまでは、カレーライスやかつ丼などが振る舞われてきましたが、学生の約7割が県外出身者であることから、2024年は香川の郷土料理を振る舞うことにしました。
(岡山県出身の学生)
「普通のお雑煮より甘くておいしいです」
(大分県出身の学生)
「初めてあん餅雑煮食べるんですけど、食べてみたいと思っていたので、食べられてうれしいです」
(岡山県出身の学生)
「白みそを使っているお雑煮を初めて食べたので、新鮮でよかったです。一人暮らしなので、こういうのがあったらとても助かります」
15日に用意された250食は約30分で配り終えました。
香川大学は、1月19日までに4つのキャンパスで「あん餅雑煮」と「しっぽくうどん」のセット、合わせて600食を振る舞います。
(香川大学 学生生活支援課/成重伸昭 課長)
「香川県の郷土の料理を知ってもらうという点でよかったかなと思います。物価の高騰は直に学生を直撃しますので、大学として支援していきたい」