2024年7月から発行される新しい紙幣がお披露目されました。1万円札は約40年ぶりに福沢諭吉からバトンタッチします。
新しい1万円札は福沢諭吉から渋沢栄一に変わります。福沢諭吉は1984年から1万円札の顔を務めていました。
約20年ぶりに変わる5千円札は樋口一葉から津田梅子に、千円札は野口英世から北里柴三郎になります。
日本銀行が紙幣を新しくするのは、偽造されるのを防ぐためです。
3種類の紙幣には3Dホログラムが使われ、見る位置によって肖像の角度が変わります。
透かしの部分には肖像に加えて細かな背景も描かれました。
どちらの技術も紙幣に使われるのは世界初だということです。
(日本銀行 高松支店/村上俊樹 発券課長)
「今まで慣れ親しんだものからの変化というのを大きく感じるところでございます。皆さまの感じ方の変化も踏まえまして、ニーズにお応えしていくところが大事かな」
新しい紙幣は2024年7月3日から発行されます。
新しい紙幣が発行された後も現在の紙幣は使えるため、日本銀行は「紙幣が使えなくなる」などといった詐欺に注意するよう呼び掛けています。